
DAVICS2広報ブログ担当「むい」です。
5/28〜6/3のDAVICS2は、こんな感じでした。
●各コミュニティの主なトピック
『映像』コミュニティでは「映画テレビ技術2007」「HDマルチカメラ収録システム」「HDノンリニアの問題点」「テープレスの場合の保存」
『ホームビデオ』コミュニティでは「【自作】LEDライトのお部屋」
『映像ビジネス』コミュニティでは「仮想プレゼン(1)」
『テレビ』コミュニティでは「テレビ批評(番組内容)#0」「【雑談】テレビ関連・その他」
『自主制作』コミュニティでは「ノンリニアに理想的なPC教えてください!」
『映画』コミュニティでは「映画を見るスタイル」
『PCノンリニア』コミュニティでは 「質問トピック」「2~3万円のCPUでノンリニア機を作ろう!」「HDMI でのHDVビデオ編集」
『業務用小型カメラ』コミュニティでは「インターバル記録」「●ソニー●VX,PD,DSR,HDR,HVRなど」
『Macノンリニア』コミュニティでは「FinalCutStudio2出ましたね」
『水中映像』コミュニティでは「管理人の水中ビデオ歴」
『映像と音』コミュニティでは「音のグレードアップ講座」
『映像と教育』コミュニティでは「素人的教育映像の作り方を考える」
『編集』コミュニティでは「司会のコメント」
『撮影』コミュニティでは「ブライダル」「ハンディ or ショルダー」
『企画とシナリオ』コミュニティでは「企画のプロセス VP篇」
『プロの栖(すみか)』コミュニティでは「グライドカム道場」「■見積項目■撮影機材費は?」
が主な話題となっています。
●Pickup!
今週は『企画とシナリオ』コミュニティから「企画のプロセス VP篇」です。
>VP(ビデオパッケージ、いわゆる企業の作るノンメディアの映像作品)の企画についてはいちおう20年以上やってきました。
ですから自分なりの企画のプロセス、やり方というものは持っています。
それを書いていこうと思います。
2007年05月17日 05:19
■VPの企画とは…
ここで言っている「企画」というのはシナリオのことではなく、シナリオにとりかかる前のプロセスです。実は比較的VPなどの分野では軽視されがちな分野です。
家を建てるときに、いきなり設計図を作ったりはしないでしょう。まずは間取り図であるとか、デザインスケッチみたいなものを描いて、施主との話し合いをするはずです。VPにおいてもそういう段階は大事だと思うのですね。
VPといわれるようなビジネス用途の映像では、だいたい3種類の企画のケースがあると思います。
1. 自主提案企画 2. 競合企画 3. 確認企画
1.は、自社(あるいは代理店など)から「VPを作りませんか?」という提案をする時の企画です。どちらかというと内容そのものより、VPを制作することの意義や効果についてを主眼として書きます。
2.は、数社でいわゆるコンペをする時の企画です。この場合は、何より競合相手より目立つことが主眼となります。私の場合は、ビジュアルをふんだんに取り入れたシノプシスを中心に、なぜそういう構成をするのかというロジックを前段として企画書を構成します。
3.はヘンな言葉かもしれません。受注を前提に、クライアントと制作意図を相談していく段階で、制作サイドの構想はこうですがいかがですか、という確認のために出す企画書のことです。クライアントから受けたオリエンを出発点に、どのような考え方、構成内容で制作するかを示すために提出します。
2007年05月17日 05:18
■問題解決の視点
私が企画段階で気をつけているのは「問題解決の視点」ということです。
とかくVPを企画するというと、映像作品を作ろうとするあまり、まずVP定番のパターンに当てはめて考えようとする制作者が多いのではないでしょうか。
VPの発注者は企業あるいは官庁などですが、発注者の視点に立って考えてみます。
お金を出してVPを作らせようとしているということは、何かコミュニケーション上に問題を抱えているから、その解決手段に費用を投じようとしているのだ、と思います。
たとえば会社案内VPの場合でいえば、事業内容が複雑になりすぎて一望できなくなっている。顧客に向けて短時間で説明できるツールがほしい、ということだとか…。
商品販促VPの場合でいえば、新製品なのでまだ知られていない。売れる商品であることをアピールして、流通段階で販売に力を入れてもらえるようにしたい、とか…。
こうした問題を解決するために予算をかけるわけですから、受注する制作者としてはどこに問題があるのか理解して、その問題解決のために役立つようなVPを考えなければいけません。
これが私の基本的なスタンスです。
2007年05月17日 05:29
■対象者による考え方のちがい
もうひとつ、気をつけておきたいのは「視聴者が誰か」ということ。
おおむね、商品販促系の場合は明確です。だいたいエンドユーザーか、流通関係者か、ですからね。どちらの場合も商品の特長を訴えることがメインなので、そんなに違いはないと考えてもいいでしょう。(印象づけ方のちがいはあります。ユーザーなら「欲しい」とか「便利そう」で、流通なら「売れそう」と感じさせなければいけない)
展示会もの、イベント映像も、催しの対象者が視聴者なので、そんなに問題はありません。
問題となるのは、会社案内系のVPです。
おおむねクライアントはどん欲です。
「新規顧客開拓がメインだけど、新卒の採用にも使いますね。あと、上場してるんで株主募集(IR)にも使いたいですね」
…ちょっと待ってください、です。
伝えるべき事実は、対象が誰であっても、そんなに大きくは変わらないでしょう。
(細かく言えば、ちがいはありますが)
基本は会社の事業内容を整理して印象づけるということです。
しかしたとえば、顧客と株主では180度言い方が反対になるはずです。
顧客には「採算を度外視しても、お安くサービスしますよ」と言わなくてはいけない。
株主には「利益を最大限確保して、がっちり儲けます」と言うべきでしょう?
視聴対象によってまったく異なった語り口が必要になるんです。
だから、企画の段階で対象を明確にしてほしい、とクライアントにはお願いします。
その上で、複数の用途に使われる場合であれば、たとえば映像の編集は同じであっても、用途別に字幕やナレーションを変更し、一部の編集替えをした別バージョンを作ることを提案したりします。これも企画の段階で提案することです。
そこまでの予算はない、と言われたら…。
その時はメインの用途を明確にしてもらって、そこに向けて制作し、他の用途に使うときは「顧客向けに作ったビデオですが、ご覧ください」と説明つきで使っていただくようにお願いします。
結局、万能のコミュニケーション・ツールはない、というのが私の考え方です
2007年05月18日 04:48
コメントは投稿者の責任においてなされるものであり、サイト管理者は責任を負いません。